現在、人類が直面している地球的規模の環境問題を解決するためには、人類の活動が地球環境に及ぼす影響ならびに自然災害が人間活動に及ぼす影響を総合的かつ多面的に捉え、広範な視野から社会基盤整備に関連する技術的問題を解決し得る人材の育成が急務です。
そこで、社会基盤環境工学プログラムではこうした社会的要請に応えるべく、従来の建設分野あるいは環境分野の技術者教育に提供されてきた教育プログラムの長所を有機的に融合した新しい教育プログラムにより、人々の安全かつ快適な生活環境と豊かな社会の創成に必要な社会基盤に関わる技術の構築、ならびにこれらを災害から守り環境と共生していくための工学を総合的に教育します。
この社会基盤環境工学プログラムを通じて、人類の活動と環境との共生に関するグローバルなまたはローカルな技術的諸課題に対して総合的な取組みを率先して行う人間、そして、自ら目標を設定し、そこに立ちはだかる問題に科学的・合理的に取組み調和的・倫理的に解決し、目標を達成しうる実行力・リーダーシップを有する技術者・研究者に育つ人材を輩出しています。